3kk ネットワーク及び演習 演習補足資料
以下の手順に従いCISCOルータに接続する。接続後のコマンドは切断、中断以外は、WindowsのTeraTermでの操作と同じです。
Mac OSXでは、USB-シリアル変換ケーブルを接続後、USB-シリアル変換ケーブルは/dev/tty.usbserial-XXXXXXX (XXXXXXXは各々違う文字列が入ります)というデバイスとして認識されます。
terminalを起動し、ls /dev/tty.usb*
のコマンドでデバイスを一覧表示させます。
$ ls /dev/tty.usb*
/dev/tty.usbserial-XXXXXXX
この時、/dev/tty.usbserial-
で始まるデバイスが一覧に出てくることを確認してください。
ここで出てきた/dev/tty.usbserial-XXXXXXX
が、screenコマンドで指定するデバイス名です。
デバイス名を取得できたら、以下のコマンドでCISCOルータのコンソールへの接続待受を起動します。
$ screen /dev/tty.usbserial-XXXXXXX 9600
※ルータの電源投入は、別途配布の手順資料に従い投入してください。
screenコマンドのマニュアル(英語)の全文は、man screen
コマンドで見ることができます。
よく使用するコマンドとショートカットキーは以下の通りです。
機能 | コマンド(ショートカットキー) |
---|---|
接続 | screen /dev/cu.usbserial-XXXXXXX 9600 |
切断 | [control] + [a] , [control] + [\ (¥)] |
中断 | [control] + [a] , [control] + [d] |
セッションリストの表示 再接続に必要なPIDを取得できます。 |
screen -ls |
再接続 | screen -r [PID] |
または、なんらかの理由でscreenコマンドが意図せず終了してしまった場合、screenのセッションがそのまま残った状態で終了してしまっている可能性が高いです。
Sorry, could not find a PTY.
のようなメッセージが出てきてしまっているとき、皆さんのようにscreenコマンドに不慣れな方の場合は、セッションのリストを表示しましょう。
$ screen -ls
There is a screen on:
81386.ttys000.computername (Attached)
1 Socket in /var/folders/wz/v22827zx4f16hc078d6vmtnr0000gn/T/.screen.
上記例では、表示された81386
がPIDです。この部分のPIDを控え、下記コマンドでscreenに再接続してください。
$ screen -r 81386
こういったセッションが残ってしまうのは、screenコマンドの適切な使い方ではありません。
screenコマンドから終了する場合の手順として、[control] + [a]
を押したあと、
[control] + [\ (¥)]
を押し、終了して良いか聞かれたらy
を押すようにしましょう。
その場合は、screen -ls
で取得したPIDを強制終了することで解決できるかもしれません。
$ screen -ls
There is a screen on:
81386.ttys000.computername (Attached)
1 Socket in /var/folders/wz/v22827zx4f16hc078d6vmtnr0000gn/T/.screen.
上記例では、表示された81386
がPIDです。この部分のPIDを控え、下記コマンドでプロセスを削除してください。
$ kill -9 81386
これでscreenコマンドのプロセス自体が終了しますので、再度最初からscreen /dev/tty.usbserial-XXXXXXX 9600
にて接続を行いましょう。